今月の予定 アナン
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「アナン」は聖徳寺が毎月作成している配布物の名前です。ネットではその一部を公開しています。

また、アナンとは、お釈迦様の10大弟子のお1人で、多聞第一
と言われ、お釈迦様の説法を一番よく聴かれた方です。

 



 

 

 お釈迦様が説かれた教えの中に、四法印(しほういん)というものがあります。

 これは一切皆苦(いっさいかいく)、諸行無常(しょぎょうむじょう)、諸法無我(しょほうむが)、涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)。という言葉で表されますが、今回はそのうちの一切皆苦について触れてみましょう。

 言葉だけ見てみると全てのものは苦しみだと読めますが、これは人生山あり谷ありということを説いています。

 人生辛い時にはこんな人生嫌だ。辛いことや苦しいことなんて無ければ良いのにと思いますよね。しかし本当にそれで良いでしょうか。

 仮に人生が楽しいことだけだったとしたら。私たちは他人の気持ちを思う思いやりを持てますか。また、何か解決策を見出そうと頭を働かせるでしょうか。

  自分にとって辛いことや苦しいことがあるからこそ、同じように他人の辛さや苦しみを思い、共感し、解決策を見出そうと前を向き努力できるのではないでしょうか。

 世の中には便利な物事が沢山あります。便利なものが生み出される背景には不便なことがあり、それらを経験したからこそ生まれたものばかりではないでしょうか。

 しかし、便利な世の中になった代わりに何か大切なものを見失っていませんか。

 インターネットでは自宅に居ながらにして欲しいものが手に入ります。しかしその反面、人との繋がりが失われ、生産者はおろか販売してくれる人々の苦労を感じられない世の中になっていませんか。

 自分の足でものを買いに行けば、雨が降っていれば雨の煩わしさを感じ、雨の日もお店で働いてくれる方々の苦労も少しは感じられます。

 今は亡き故人が教えてくださる、豊かで暖かな仏心は他を思いやる気持ちではないでしょうか。

 一切皆苦。お釈迦様はこの言葉を通してそのような心持ちを教えてくださっているのではないでしょうか。